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美術館  その1〜伊勢神宮と神々の美術〜

2009.08.05 Posted in diary, news/blog, その他 | No Comments »

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こんにちは。
ちょっとリフレッシュしており、
気がつくとすっかりご無沙汰を・・・

さてさて、気を取り直して、
リフレッシュ中、行こうと思いながらなかなか足が向かなかった美術館へ行ってきましたー
2回にわたり、お届けしようと思いますので、お楽しみに♪

第一回目は、上野にある東京国立博物館で開催されている「伊勢神宮と神々の美術」です。

小さい頃から、お寺や神社の厳かな雰囲気が何となく好きでした。
伊勢神宮へも、2回程行った事があるのですが、
あの荘厳な雰囲気とあの場所でしか感じられないような独特の風、空気感がなんともいえず、
全てを見透かされているような気がして、背筋がピンとします。

今回の展覧会は、平成25年に行われる20年に一度の「式年遷宮」を記念し、
神前から下げられた衣服、美術、工芸品などの展示や、古文書、絵画、神道美術など数々の調度品とともに、
神宮の歴史、宗教美術などが紹介されています。

難しい事はよくわからないので、ここからは素人の個人的な感想をつらつらと。

遷宮の歴史を色々と記録に残している文書、絵巻があるのですが、
しつらえ物が一つ一つ描かれたものが、色彩あやかでとてもきれいでした。
あんなきれいな朱色、白、金色など何を使って色付けしてるんだろう?

そして、道具などを入れる様々な箱があるのですが、それがまたシンプルで美しい。
外見は同じ作りでも、中をあけると、漆塗りであったり、手織りの布が張られてあったりと
実に贅沢。
見えないオシャレとは、こういう事なのかな・・・と。
箱も、それぞれ何を入れる物か決まってるんですよね〜
ひとつひとつ手作りだからこそ出せる風合い、仕事の丁寧さ、美しさ。
日本人の心みたいなものが感じられます。

もう一つ感じた事は、デザインのほとんどは、自然の物からきているということ。

とても美しく細工された刀袋は、石やガラス玉を削って磨いた物をはめ込んでいました。
そしてアクセサリーなのでしょうか?刀に下げたとされる鮒の形をしたもの。
衣服の模様にも、竹や花菱、荷車など・・・

色もそうですよね。
木の実や葉、土など自然の物を使って色を作ったのだろうし、
表現する色もやはり自然界にある色を表現し、組み合わせによって与える印象を変えているわけですよね。

デザインは、自然の模様を連続的に並べたり、風景や模様を組み合わせていたり、
そのデザイン、シンプルさは全く古さを感じる事なく、今に生きているような
そんな衝撃を受けました。

宗教的な事や神宮に興味のない方でも、
自分の中に宿る日本人としての何かが刺激される展覧会ではないかと思います。

興味を持たれた方は是非足をお運びくださいね☆

ちなみに・・・
次回は「ルネ・ラリック」です。

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