下準備が整ったところで、お花をアレンジしていきます!
今回は立派な枝ぶりのガマズミに出会いましたので、
いつもだったら、各々のバケツに配っておくところ
ドドーンと、立派な枝のまままずはみてもらいました!
「スゴい!!」
大きな枝から小さな枝を切り分け配ると、
巨木からのルーツ・・・
分身とでもいうのか、
ひとつの花材に過ぎない小さな枝にも情とか物語のようなものが生まれるような気がします。
子ども達も、いつもだったら適度な長さにサクサク切っていけていくところ、
「ここで切っていいの?」
「こんなに短くしてもいいの?」
と、今回はちょっと”ためらい”があるようでした。
お花も、枝も、葉っぱも、
みーんな「生き物」である事を改めて感じてくれたのかな、と思います^^
そして、節分といえば「豆まき」ですよね。
升にいける事だし!
豆も必要!!
という事で、クリーム色のヒペリカムを豆に見立て、
升からあふれ出すようにいけました。
豆まきの雰囲気、出てきたかしら?
今回一番目を引いいた花、カーネーション「プリメラマンゴ」
「淡い香りがするんだよ、鼻を近づけてごらん」
と話すと、みんな一斉にクンクン♬
「えっ、マンゴーの匂いじゃない!」
「パスタのにおいがする!」
「えっ、パスタ?」
「うん、チーズみたいなにおい!!」
私にはパスタの香りがよくわかりませんでしたが(^_^;)
子ども達にだけ分かる独特の香りがあるのかもしれませんね^^
そして、今回初めて使うお花も登場!
「カラー」です。
茎が柔らかく、スポンジにさしづらいため子ども達にはどうかなと
何年も見送ってきた花材のひとつ。
長い茎の「クリスタルブラッシュ」があったので、
茎で遊びながら使ってみようかな!
と購入しました^^
「手の温度でゆっくり茎を”ためる”んだよ」
と話しながら私の手元でもやり方を見せましたが・・・
ポキッ、ポキッ・・・と。
まぁ、短くなっても使えるよ!
アーチの中からガマズミがこんにちはしていて、これはこれでかわいいよね♡
「ダメだ、失敗した!!」という気持ちより、
初めての体験やチャレンジする事を楽しむこころ、
「まっすぐな茎でもさしてみようか・・・」と、あるものを工夫して活かしてみようとする知恵、
子ども達の成長と逞しさを感じる時間でした。
升から元気よく豆が飛び出す感じ♬
表現できたかな?
ちなみにこの鬼さん、
豆を当てられ追い出され悔しかったので、お花を食べようとしているそうです^^
子ども達が作った作品の中にそれぞれ「物語」がある事でしょう。
ご自宅でお花を眺めながら、そっと聞いてみてくださいね!
大人には想像もつかないような物語が隠れているかもしれませんよー^^